|
バラードなどを吹くにはラバーのマウスピースの方が柔らかさもあっていいのだが、このマウスピースはそれだけではなく、かなりブリブリと吹ける。ハスキーなビンテージの鳴りを持ちつつ、心地よい音域がフューチャーされてるため、新世代のビンテージタイプマウスピースとしての完成度は高い。決してビンテージのリンクなどと同じと言うわけではないのだが、クリアで太い音色は古いジャズを吹いてもハマるし、ゴリゴリ吹く黒人系のジャズのスタイルでもベルグラーセンのラバーのような豪快さがある、もちろん音程、フラジオ、コントロール全般にジョディの方が安定している。ピアニシモでもコントロールしやすくて、軽く吹いても鳴りやすい。ジョディには一番最初のモデルでクラシックという最もベーシックなモデルがあるのだが、この"HR"ハードラバーモデルはビンテージのオットリンクを意識して作られているそうだ。リンクほどモコっとしたサウンドではないのだが、全域を通じて出るブレスノイズが音を厚くしている。値段も手頃で入ってくると思うので、テナーのラバーとしては非常にお勧め。筆者もそのうち手に入れようと思う。あの孤高のテナーマン、ジョージ・ガーゾーン氏もこれを使用しているそうである。
(これは1999年の作品なのでジョディではないかもしれないが、こういうプレイにベストマッチなのは間違い無い)
Apr/2005
|